初心者向けWordPressの安全運用|PHPのアップデート方法

初心者向けWordPressの安全運用|PHPのアップデート方法

WordPressのサイトを作ったあと、PHPのメンテナンスを意識していますか?
「WordPressやプラグインは自動で更新されるけれど、サーバー側のPHPはずっと触っていない…」というケースは意外と多くあります。

しかし、PHPの更新を長期間放置すると、プラグインのエラー・管理画面の不具合・セキュリティリスクの増加 といったトラブルの原因になり、最悪の場合は大規模な改修が必要になることもあります。

この記事では、初心者でも安全にできるPHPアップデートの手順 と、日常の定期メンテナンスとしての理想的な運用方法、そして後半では少しだけ 「長年放置してしまった場合の対処ルート」 に触れていきます。

PHPアップデートはなぜ必要?

PHPは、WordPressサイトを動かすエンジンのような役割を持っています。
古いエンジンのまま走り続けると、以下のような問題が起きやすくなります。

セキュリティリスク
が増える

サポートが終了したPHPは、新しい脆弱性が修正されません。

プラグインやテーマが
対応しなくなる

WordPress本体は更新されていくため、PHPが古いと互換性が崩れます。

サイト表示速度が
落ちる

最新PHPの方が高速で軽量です。SEOにも地味に影響します。

PHPほったらかしは…あとでしっぽに火がつくにゃあ!

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WordPressの安全“定期運用”3つのチェックポイント

サイトを安全に維持するために必要な作業は、シンプルに以下の3つです。

WordPressの更新

頻度:通知が来たら実施
対象:WordPress本体 / テーマ / プラグイン

更新通知が来たら、そのままポチッと更新。比較的軽いアップデートのため、こまめに対応するとトラブルを大きく減らせます。

バックアップ

頻度:WordPress更新時、または月1回程度
対象:WordPressファイル+データベース

通常はこの2つのバックアップだけで十分に安全です。トラブル時も元に戻せるという安心感が違います。

PHPアップデート

頻度:年1〜2回
対象:PHPのバージョンアップ

忘れがちなのでWordPressの更新やバックアップを行うタイミングで、バージョンの確認がおすすめ。

超簡単!PHPのバージョンアップ手順(エックスサーバー)

PHPの更新はどのサーバーでもサーバーパネルでの簡単な操作になります。ここではエックスサーバーで説明をします。

① 事前準備

  • WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にする
  • WordPressファイル+データベースのバックアップを取る
  • WordPressにキャッシュ系プラグインがある場合は一時停止

※バックアップは“戻せる安心”として、取っておくのがおすすめです。
※キャッシュ系のプラグインは稀に古いキャッシュが表示崩れやエラーの原因になることがあるため、停止しておきましょう。

② PHPのバージョン切り替え

エックスサーバーにログイン
「サーバーパネル」→「PHP Ver.切替」
対象ドメインを選択し、プルダウンで最新の推奨バージョンを選んで「変更」をクリック

※バージョンを選ぶときは、安定動作確認済みの“推奨”がおすすめです。最新リリース版を選ぶ場合は、WordPress本体・テーマ・プラグイン・カスタムコードなどがそのPHPで正常に動くか、互換性・情報を確認してから実施してください。

③ サイトの動作をチェック

  • トップページが正常に表示されるか
  • WordPressの管理画面にログインできるか
  • カスタム投稿や問い合わせフォームなど“動きがある部分”が正常か
  • プラグインの警告が出ていないか

ふだん使う場所だけチェックする感じでOKにゃ

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不具合が出た時の“緊急リカバリー”

PHP更新後に、画面が真っ白(500エラー)・管理画面に入れない・警告が出るなど、不具合が出た場合は「PHP Ver.切替」から もとのバージョンに戻す と、多くの場合はすぐ復旧します。

まずはバージョンアップ前の状態に戻し正常な動きを確認してから、プラグインのバージョンやテーマの相性など該当しそうな原因を探しましょう。

(補足)長期間PHPの更新を放置してしまった場合は?

長期間PHPの更新をしていなかったサイトでは、いきなり最新の推奨バージョンに上げると互換性トラブルが起きやすいです。

  • WordPress本体やテーマ、プラグインを最新に更新できるかを確認
  • PHPバージョンを1段階ずつ上げる

など、少しずつ検証していきましょう。

WordPressのサイトコピーでテスト環境を作る

大幅な変更修正などがある場合は、安全に検証できるテスト環境を作ってしまうのも手です。

エックスサーバーのWordPressのサイトコピー機能なら簡単操作で、同一の別ドメインにサイトをコピーすることが可能です。

今回のポイントまとめ

WordPressは通常更新+バックアップ+PHPチェックの3ステップで、安全運用は完了します。メンテを放置しないほうが大きなトラブル対応も起こりにくいので、ぜひ習慣にしましょう。

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ブルータヌ

サイトマスター & AIディレクター。
Webディレクターの経験を軸に、「AI×働き方」をテーマに実験と発信を続けるクリエイター。
猫と一緒に、ちょっと未来の“しごとと暮らし”を探求中。

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